インビザライン矯正治療とは

インビザライン最大の特徴は、オーダーメイドの薄くて透明なマウスピースを使用した矯正治療であるということです。非常に目立ちにくく、装着していても周囲に気付かれることなく治療を進めることが可能です。そのため、矯正装置が目立つことを避けたい方、接客業や営業の方など、人と接することが多い職業に就かれている方には特にオススメです。

インビザラインは、アライン・テクノロジー社の世界でも技術的に優れたマウスピース矯正システムのことを指し、治療計画をプログラミングします。ワイヤーを用いる矯正治療よりも、実際の口の中との誤差が0.1mm以内と、精度の高い予測の矯正治療を進められます。

インビザラインのメリット

矯正後の歯並びを事前に認識できゴールを明確化

口腔内をスキャンし3D画像で、矯正シミュレーションをします。治療前と治療後の歯並びを比較したり、理想の歯並びになるまでの変化を視覚できます。自分の歯がどのように移動していくのかを客観的に知ることが可能になるため、安心して治療に進めます。また、シミュレートにより、治療期間を割り出すことが可能になり、自分の予定を立てることにも役立ちます。

 自分で簡単装着&取り外し可能

インビザラインのマウスピースはプラスチック製の矯正装置なので、簡単に取り外しが出来ます。ワイヤーの矯正装置はは歯の断面に固定されるので、歯磨きやフロスでのお手入れが行き届きにくかったのですが、インビザラインは自由に取り外しが出来るためお手入れが簡単です。また、マウスピースを外してから飲食をするため、硬いものや粘着性の食べ物を避ける必要もなければ、装置に食べかすが挟まるといったストレスを感じることなく、普段通りの食事を楽しめます。

 口腔内のトラブルや痛みが少なく身体に優しい

インビザラインのマウスピースはプラスチック製で、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。ワイヤー矯正装置では装置が頬などに刺さったり、口内の粘膜を傷つけ口内炎になったりで痛みを伴うことも多々ありました。インビザラインは粘膜に刺さる心配がないため、ワイヤー矯正などに比べると、痛みが比較的軽減されると言われています。マウスピースの装着時間は1日20時間以上とし、7~14日に一度新しいマウスピースに交換します。人の手では調整するのが難しい細かな範囲で歯を少しずつ移動させるため、歯が移動する時の痛みが少ないとも言われています。マウスピースの装着に慣れてくれば違和感も減り、会話もスムーズに出来ます。

 簡単お手入れでお口の中が衛生的

ワイヤーなどの矯正装置は、取り外しが出来ないため、歯磨きやクロスがしにくく、簡単にお手入れが出来ません。そのため、虫歯のリスクが高まる可能性があります。インビザラインのマウスピースは取り外し可能なので、自分の歯をいつでもお手入れでき、お口の中を清潔に保てます。マウスピースも丸ごと洗浄が出来るので衛生的です。

 少ない通院回数での治療が可能

インビザライン矯正は、治療計画に基づき事前に準備したマウスピースを、自宅で段階に応じ新しく交換していきます。そのため、通常1.5〜3ヶ月に一度のペースの通院治療となります。ワイヤー矯正の通院は通常3〜4週間に一度のペースになるので、比べると断然少ないことがわかります。忙しい方や、遠方の方にとっても、有意義に矯正治療を進められます。

インビザラインのデメリット

インビザラインが適用できないケースがある

歯の重なりが大きい重度の不正咬合や、歯並びが極端にでこぼこしていたり、顎が前後左右にずれているなどの場合は、インビザラインのみの矯正治療ではなく、ワイヤーやブラケットの併用が必要になります。

 計画通りに治療が進まないことがある

マウスピースの取り外し可能はメリットでもありますが、裏を返せば装着を忘れると計画通りの治療が進まず治療期間が長引き、満足のいく結果が得られない原因にもなります。歯にマウスピースをしっかり装着し、1日20時間以上を目標に、食事と歯磨きの時間以外は装着すると言う、自己管理が治療を進めるにあたり重要となります。

 治療を開始するまでに時間を要する

精密検査を終えてから、矯正装置が届くまでに約1ヶ月かかることがあります。すぐに治療が開始出来ず、焦りともどかしい気持ちを抱くかもしれません。

 マウスピースが着色することもある

お水や炭酸水を飲むのは大丈夫ですが、色の濃い飲み物や食べ物をマウスピースを装着したまま飲食すると色が着いてしまうことがあります。マウスピースは約2週間で交換しますが、歯の着色汚れの原因なったり、マウスピースと歯の間に食べ物が入り不衛生な状態が続くことを避けるため、飲食の際マウスピースは必ず外すようにしてください。

 お手入れを怠ると虫歯になりやすい

自由に取り外しが出来る反面、取り外した場合は必ず、自分の歯とマウスピース、両方のお手入れが必要です。今までよりもお手入れの回数が多くなり、それが面倒でお手入れをさぼってしまうと、口腔内の清潔を保てずトラブルを巻き起こす原因になります。

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