出っ歯

上顎前突(出っ歯)とは?

上顎前突とは上の前歯もしくは歯ぐき、または上顎全体が前に飛び出ている状態で「出っ歯」とも呼ばれるものです。上の前歯が下の前歯に比べ、極端に前に出ているので唇と閉じても歯が出たままであったりします。「出っ歯」の状態で奥歯を噛み合わせると、上下の前歯が離れ前後に隙間ができます。

上顎前突(出っ歯)の原因は?

原因として挙げられる項目は下記になりますので、参考にしてみてください。

<歯性の原因>

・前歯が前方に向かって生えている

・長期(4歳以上)に続いた指しゃぶり(指を前歯に押し当てる)や舌を突き出す癖

<骨格性の原因>

・上顎全体が前方に飛び出している

<その他>

・歯ぐき(歯槽骨:しそうこつ)の傾斜が大きい

・遺伝的要素

・口呼吸(唇にしまりがない)

・鼻疾患によるもの

 歯性の原因:指しゃぶりなど生活習慣の癖で前歯が傾いている

上の前歯が前方に傾いていたり、下の前歯が後ろに倒れていたり、上下の前歯の生えている方向が悪い状態が歯性の原因です。また幼少の頃(4歳以上)長期に続いた指しゃぶりや舌を突き出す癖なども歯性の原因となります。指しゃぶりの癖を永久歯に生え変わる7歳くらいまでにやめられないと、永久歯の前歯が前方に傾いている状態で生え、上顎前突(出っ歯)になります。また唇を噛む癖があると、下唇により上の前歯が前方に、下の前歯は後方に押される形で上顎前突になります。

 骨格性の原因:顎の位置がずれている

上顎は前方に過成長し、下顎に対してあるべき位置よりも前に出てしまうと、噛み合わせた時に下顎が後ろに下がっていたりして、顎の骨の位置が上下ずれている状態が骨格性の原因になります。

 上顎前突(出っ歯)を放置した場合のデメリットとは?

上顎前突(出っ歯)は歯ならびの見た目が気になるだけではなく、ケガをしやすかったり前歯で食べ物を噛み切れないなど機能面においても支障をきたすようです。

心理的な問題やコンプレックスを抱えることが多い

口が閉じづらくて、笑うと歯ぐきが見えやすいため、思春期の頃などにからかわれ心に深い傷を負い積極的になれない面が出てきたりするようです。

 噛む力が低下することがある

前歯で食べ物を噛み切れないことがあり、咀嚼が不十分となり結果、消化器官へ負担がかかりやすくなります。

 上の前歯に外傷を受けやすい

上の前歯が飛び出しているので、特に子どもは何かにぶつかったり転倒したりするとケガをしやすいのも上顎前突(出っ歯)の特徴のようです。

 虫歯や歯周病になりやすい

唇が上下の前歯の間に挟まりやすく唇を閉じにくく口呼吸になりやすいため、口を開けたままにしている状態が長く続くと、風邪やインフルエンザなど空気感染するウィルス性の病気にかかりやすいようです。また乾燥した口腔内には細菌が繁殖しやすく、虫歯や歯周病などお口のトラブルを招きやすくなります。唇が乾燥をしやすくもなります。

 これらの他にも発音障害を起こしやすくなったり、顎に負担がかかり過ぎ顎関節症の原因になったり、自律神経失調症や不定愁訴になったりもするようです。

上顎前突(出っ歯)の治療方法とは?

上顎前突(出っ歯)と言っても症状は様々あるようです。症状に合わせた治療方を下記にまとめてみましたのでチェックしてみてください。

前歯だけが前へ突き出しているケース

部分矯正などで歯を後方へ移動させることが可能です。

 歯ぐきも前方へ出ているケース

歯ぐきも移動させるような手法をとります。

 歯の傾きの改善で治療できるケース

一般的にはマルチブラケット装置で治療します。叢生の治療同様、セラミックブラケットやホワイトワイヤーを併用すれば目立ちにくくなりますが、それでも気になる場合は裏側からの治療やインビザラインなどでの治療が可能です。

 下顎が後ろの位置である骨格的なことが原因のケース

上顎の小臼歯を左右対称に1本ずつ抜歯し、その空いたスペース部分に前歯を後ろに下げて骨格的なハンデを改善し、噛み合わせを作ります。

 上顎全体の飛び出しが原因のケース

外科手術が必要となることもあります。

 下顎がないケース

額変形症の治療として保険診療が可能のようです。手術を併用し骨格的に改善もし、噛み合わせを改善する治療をします。

 上顎前突(出っ歯)の予防策は?

上の前歯の永久歯が生えてくる子どもの時期は、歯の傾きを改善したり、下顎を前方へ成長を促すことで上顎前突(出っ歯)の程度が軽減するようです。成長が終わった大人の場合は顎の大きさを変えられないので、上の歯を全体的に後ろに動かしたり、歯のサイズを小さくしたり、抜歯をして骨格的な要素を歯で補うような噛み合わせを作るようです。

 上顎前突(出っ歯)の治療方が子どもの時期の予防策になるようです。
早めに歯医者さんでの受診をオススメします。

まとめ

上顎前突(出っ歯)は見た目のコンプレックスが大きく、精神的な心の傷を負ってしまうことが多いようです。歯列矯正によって上顎前突(出っ歯)は治療が可能です。治療すれば口元がスッキリしお顔全体の印象がガラッと変わるでしょう。そうすれば見た目のコンプレックスは解消し、自信が持てるようになり精神的にも強くなれることでしょう。見た目以外にも、治療すれば前歯でしっかり噛めるようになります。長く悩むよりも大分の歯医者さんへ相談してみてください。

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